〈 STORY 〉僕が鬼のジョンイルと過ごした1ヶ月。

The following two tabs change content below.
株式会社1000パーセント 代表取締役。オモイのある起業家のためのWEBプロデューサー。キャッチフレーズは「愛と笑いと、インターネット」。主にWEBを使ったブランディングやマーケティングについて綴ってます。テーマは「ビジネスをやりはじめの昔の自分でも自分のブランドを創りイキイキと活動できるように、わかーりやすく楽しくビジネスを綴る!です。楽しんでってください。
詳しいプロフィール facebook twitter

どーもオオニシタケシです。

なんやねん!このわけわからんタイトル??と思いながらも、記事を見てくれてるみなさんありがとうございます。

今日は10年前に働いてた会社であった1つのストーリーを書きたいと思います。

これは、マーケティングとかビジネスというより、人生とか幸せとは何か、を感じれる話です。おもしろい、というか、なんか大切なことを感じると思いますので、是非ぜひ読んでみてください。

それでは行きます!!

僕が鬼のジョンイルと過ごした1ヶ月。

新入社員として入社!
全然アポ取れへんやん!!
オオニシタケシの叫び。

タイトルにも書いてる通り、僕は10年前、新入社員としてある会社に入社しました。

その会社は中小企業の支援としてWEBを活用するお手伝いをする会社で、主に中小企業のWEBサイトの制作をしていました。

当時はバリバリ業績が伸びてた会社で、従業員数も1000名を超えていました。

いくつか部署があったのですが、僕が配属された部署はWEBの販売を支援する部署で、企業さんのネットショップをつくって、売り方のアドバイスをする!という感じでした。

僕はその中の営業を担当、といっても、チカラのない新入社員は営業をさせてもらえないので、営業を回ってくれる先輩のためにテレアポをしていました。

僕は過去空手で全国3位になったり、人を楽しませることが好きなので、周りからも「こいつは結果を出すやろう!」と思われていました。(多分、笑)

しかし、現実は、甘くなく、ほんまのほんまに全然アポが取れなくて、給料泥棒営業マンって言われても仕方ないくらいの実績でした。

どれくらい使えない営業マンかと言うと、

大体、周りの同期は入社して1ヶ月立ったぐらいには1日1件、最低でも3日に1件くらいアポを入れるくらい成長してて、同期の半数以上が1ヶ月目で1件受注に絡んでました。

僕はといえば、2ヶ月経っても受注ゼロ。アポも1週間に1件入ればいい方。3ヶ月目でやっと受注に絡んだかと思えば、鳴かず飛ばず。そんな状況をずっと過ごしていました。

鬼のジョンイルが転勤してきた!!

そんなある日、鬼のような上司が転勤してきました。その上司の名前をここでは当時の僕ら同期の中でのあだ名「ジョンイル」と呼びます。

ジョンイルは僕が入社する1年前くらいにアパレルの貿易の会社から中途採用として転職してきたらしいです。

とにかく口が立つし、アタマの回転が早いし、すぐに実績もバンバン出していって、入社日が僕らと1年くらいしか変わらないにも関わらず、マネージャー(課長)に昇格していました。

ただ、このジョンイル、めちゃくちゃ数字にストイックで、数字のためなら、なんでもやったるで感がすごくて、男も女も関係なし、僕の同期の女の子も毎日のように泣かされていました。

その人の直接の部下には絶対なりたくないなぁ、、と思って、ビクビクしながら過ごしてたら、ある日チーム替えがありました。

なんと、、嫌な予感は的中するもんで、僕はジョンイルの直接の部下になってしまったのです!!

うわー!ジョンイルの直接の部下や!終わりやー!!!

みたいな感情が溢れまくりました。

周りから聞いてる通り、ジョンイルはめっちゃ厳しく、アポが取れない日には「入るまでやれ!」といい、夜の0時までアポをやらされたりしました。

仕事に関しては鬼、しかも好き嫌いもはっきりしてる、ほんと苦手苦手、、と思っていました、、

そんなある日、

ジョンイルから晩御飯の誘いがありました。オオニシ晩御飯一緒に行こうや!と言われ、ビビりながら一緒に行きました。

ジョンイルは酒をよく飲みます。
酒を飲んだ時のジョンイルはちょっとカワイイんです。

ジョンイルは普段見せない姿を見せてくれました。会社の中では見せないこともいっぱい話してくれました。

僕は仕事もできてユーモアのあるジョンイルがどんどん好きになり、ジョンイルを喜ばせたいという思いが芽生えはじめました。

その飲みの席で、ジョンイルが僕に言ってきました。

「オオニシ、お前、アパレル関係の会社にアポするのできる?オレお前がアパレル関係のアポ取ってくれるなら全部(受注して)取ってくるわ!お前、今月アポで全国1位になろうや!」

この言葉を聞いた時、人気者のジョンイルが全然使いもんにならない僕のために考えてくれてる。って思い、嬉しくなりました。

「アパレルのアポ取ります!ジョンイルさんが受注できるようにします!」

と勢いよく言ったのを覚えてます。

アパレル!アパレル!アパレル!の日々

その日から僕はジョンイルに営業に行ってもらうために、アパレル関係の会社にテレアポをしまくりました。

朝8時から
アパレルの製造メーカーと商社など卸業者。

朝11時から
アパレルの小売店。

夕方17時から
またアパレルの製造メーカーと商社。

ほとんどがガチャ切り(電話をしたらすぐ切られること)で、お客さんから嫌がられます、気持ちがよれそうになりながらも、僕はジョンイルを受注させる!と思い、必死にテレアポしました。

20時からは電話して興味を持ってくれた会社にお礼状を送る作業と見込み管理ノートの整理をしました。

興味度合いでランク分けもしました。

( A ) 興味があって、サービス説明もできてて、お礼状送ってる、次社長と会えそう。(激アツ)
( B ) 興味はあるが、サービス説明まだ、テレアポに不信感があったりなど、もう少し先。
( C ) 話しやすくて、少し興味あり、
( D ) 社内の担当が興味あり。などなど、、

受注率を高める管理作戦もいろいろ実行しました。これもジョンイルが夜遅くまでつきあってくれて一生懸命教えてくれました。

いつのまにか、鬼のジョンイルが、僕の中で、気づかないうちに憧れのジョンイルに変わってました。僕はジョンイルが大好きになってました。

そして、運命の日が!!

ジョンイルが必死に教えてくれたアパレル作戦を実行して2週間くらい経ったある日、その日、僕はジョンイルに営業に行ってもらってました。

営業先はもちろん、アパレル関係。

いつもなら、営業に入って1時間くらいで出てきて、社内に電話をしてくるジョンイル。

ジョンイルは2時間経っても、3時間経っても電話をかけてきませんでした。

周りの仲間からは「タケシのアポ、ジョンイルやんね、いい感じかもね。」と、元気づけてくれる声をかけてもらったりで、僕の頭の中は期待と不安が入り混じってました。

ジョンイル、がんばれ!!

そう心で叫んだ時、社内に一本の電話がかかってきました。

他のチームのマネージャーが電話を取り、何やら話しをしてます。

もしかして、ジョンイルかなぁ、違うかなぁ、と思ってた時、そのマネージャーが、

「ジョンイルさん!オオニシアポで受注!おめでとう!!!」

と社内全体に響き渡るように叫びました。

僕はこの時、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした!ジョンイルのこと信じてよかった!ジョンイルが僕のために3時間30分がんばってくれたんだ!と思ったら泣きそうになりました。

しかし、ジョンイルは冷静でした。

その夜、ジョンイルは帰ってきました。ありがとうございました!!と感動の握手をしようとしたら、

「オオニシ、アポ甘いわ。もっと受注率を上げるためにトークとヒアリング改善すんぞ。ノート持ってこい。」と冷静でした。

「なんやねん、せっかく受注してんから。ちょっとは喜びわかちあったらええやないか!」と思いましたが、すぐにジョンイルから改善の教えを受けました。

その次の日からもジョンイルに受注してもらうため、ひたすらアパレルアポを実行しました。

でも、

結果は検討、検討、検討。

なかなかそれ以来、ジョンイルは受注することができませんでした。

それでも、ジョンイルが飲みの席で言ってくれた、たった一つの希望を信じて、ひたすらアパレル関係のアポをし続けました。

そして、奇跡が起こる。

月の半ば、ジョンイルは僕のアポの再訪問(1度営業に行った会社と2度目の商談)が3件入ってました。

会社を出る前に僕はジョンイルに

今日3件よろしくお願いします!
中は任せてください!!

と言いました。

そしたらジョンイルは、

どうなるかわからんけど、思いっきりやってくるわ!それより中頼むで!アポ入らんかったら深夜0時でもやれよ!

と、いつも通り厳しいことを言って出て行きました。

行ってきます!!!

ジョンイル、がんばれ!!

この日なんかわからんけど、ワクワクとモヤモヤがいつも以上に入り混じってました。そらそうです。自分が必死に入れたアポの再訪問が3件ですから。。

僕のヒーロージョンイルが会社を出て行って4時間が過ぎたころ、お昼前を迎えた時。ジョンイルから社内に電話がかかってきました。

他のチームのマネージャーが叫びました。

「ジョンイルさん!オオニシアポで受注!!」

周りはおめでとう!と言ってくれました。

でも、僕は前に受注した時より冷静でした。よしよし、ジョンイル、あと2件お願いします。中は任せて!!そう思い、ひたすらアポをし続けました。

午後16時。また社内にジョンイルから電話がありました。

「なんと!ジョンイルさん本日2件目!オオニシアポで受注!おめでとう!!」

僕ははじめて1DAY2(1日に2件受注に絡むこと)を体験しました。

ジョンイルー!!ありがとうー!すごい!!

この時僕は少しホッとしました。周りの同期からも「オオニシすごいね!1DAY2やん!」とお祝いの言葉をもらいました。今思うと、僕はこの時浮かれて気がします。オレ1DAY2やん。って。。

そしたら、ジョンイルから僕に電話がありました。

お前、浮かれてるやろ?浮かれんと、アポ入れとけよ!今月全国1位なんねやろ!

ジョンイルは僕の心を見透かしてるのか、この時もいつも通り冷静でした。この時、僕は自分の甘さに気づきました。ジョンイルは本当に全国1位にしてくれようとしてしてる。。

僕は夕方からもアポをし続けました。20時までして、その日はアポが3件入りました。好調。

周りの同期は言ってくれました。「アポも3件入れて、1DAY2して、最近すごいね。」って。

僕は冷静に戻ってました。絶対全国1位になる。

ジョンイルがその日最後の営業(僕のアポの3つ目の営業)は17時から。20時30分を過ぎても電話はなりませんでした。

僕はこの時、なんか変な気分でした。いつも以上に落ち着いてるような感覚もあるが、なんか先にワクワクが待ってるような。。

そして、21時。ジョンイルから社内に電話がかかってきました。その時も他のチームのマネージャーが電話を取りました。

何やら、そのマネージャー、渋い顔をしています。そして暗い顔と暗い声で、、

オオニシ、、ジョンイルさんから、電話や。

ゆっくりと電話を渡されました。

あぁぁ、あかんかったかぁ。でもジョンイル2件がんばってくれはったから。。

僕は切なさと不安を持って電話に出ました。

ジョンイルはいつも通り冷静でした。

▼ジョンイル
今、終わったわ。申し訳ない、、この会社はきつかったなぁ。

▼オオニシタケシ
そうでしたか。いや、でも、今日は2件、ありがとうございました、嬉しかったです。

僕は残念な気持ちを隠しきれない感じの小さな声で返答しました。

▼ジョンイル
初訪問の時から、ネット導入はまだまだ先やなぁ、って、言われてたからなぁ。

たしかにそうでした。アポの時も、忙しいのか、あまりヒアリングできてませんでした。

▼オオニシタケシ
たしかに、そうですね。。すいません。アポが甘くて。明日からもっとお客さんのヒアリングちゃんとします。ありがとうございました。

そしたら、ジョンイル、、

▼ジョンイル
ま、そういうお客さんも未来を見せて受注してくんのがオレやけどな!

▼オオニシタケシ
へっ??

▼ジョンイル
オオニシ、おめでとう。受注したよ。

▼オオニシタケシ
へっ!?ほんますか???

▼ジョンイル
おぅ!結構大変やったけど。お前がいつもがんばってくれてるおかげやわ。ありがとう。

▼オオニシタケシ
ジョンイルさん!騙すんやめてくださいよー!ありがとうございます!!!

他のチームのマネージャーが大声で叫びました。

「ジョンイルさん!オオニシアポ本日3件目!1DAY3!おめでとー!!!」

社内に残ってた営業部のみんなが笑顔で握手しに来てくれました。

僕はジョンイルのおかげで、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

ジョンイル!騙すなや!
余計感動するやろー!!!!

僕は騙したり一生懸命やったりいろんな顔があるジョンイルの嬉しそうな声を聞くのが大好きでした。


そして、月末になりました。

感動の日を迎えてから、僕はジョンイルに毎日怒られながら必死にアポをしました。それから、受注が4件あがり、僕はその月8件の受注をしました。すべてアパレル関係でした。


そして、ワクワクと不安を感じながら、その月の全国の営業マンの結果を見ました。

1位 オオニシタケシ

ジョンイルはほんまに僕を全国1位にしてくれました。僕は嬉しくて泣きそうになりました。

営業結果を見て喜んでる僕を見て、ジョンイルは僕にこう言いました。

オオニシ、1位おめでとう。でも、ごめんなぁ、全部受注する言うたのに全部できなくて。来月も頑張ろうな!

ジョンイルは余韻に浸ることなく、翌月のことを考えていました。

翌月、

僕はジョンイルの直接の部下ではなくなってました。そして、僕はアポインターから外回りの営業マンとして昇進しました。

そして、ジョンイルのように仲間が入れてくれたアポに向かうため、元気よく「行ってきます!!!」と言って会社を出ました。

完。

以上、僕の営業会社の時の話でした。

あとがき

いかがでしたでしょうか?

僕は自分の人生の中で、このストーリーが大好きです。友達や仲間にも話したりしてます。

人それぞれ感じることや学んだことは違うと思いますが、僕はこのジョンイルとの経験で、たくさんのことを学べました。
    
▼人として

◯誰かのために頑張る。これが自分が限界以上のパワーが出る。

◯相手の成功のための愛ある厳しさは最強である。

◯結果を出す人は成功の瞬間まで気を抜かない。(成功しても気を抜かない)

◯信頼関係はお互いの思いやりで成り立つ。

◯厳しい人の優しさ(GAP)は心に響いてしまう。
   
   
▼ビジネス(お仕事)目線

◯継続はチカラなり。

◯一点集中。専門性を持つと結果が出やすい。
   
   
みなさんは読んでどう感じましたか?

日々の挑戦や誰かと一緒に過ごすことはなにか学べる(成長できる)宝物がいっぱい詰まってる。

その時は、なにくそ!って気持ちかもしれませんが、時が経てば、自分にとって宝物の経験になる。

今、つらいことを経験してる人や、一生懸命に取り組んでる時だ!っていう人もいるかと思いますが、必ず、宝物になる。そう信じて、よっしゃ!って帯を締めて生きていってもらえたら嬉しく思います。僕もこの話を書きながらよっしゃ!頑張るぞ!って、なれました。感謝。

今回の話に出てきたジョンイルさん!
本人は、あ!オレのことや。とわかってるかもしれませんが(笑)
本当に大切な経験をありがとうございました。

  
それではまた書きますね!
しーゆーあげいん!

オオニシタケシ

WEBコンサル

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社1000パーセント 代表取締役。オモイのある起業家のためのWEBプロデューサー。キャッチフレーズは「愛と笑いと、インターネット」。主にWEBを使ったブランディングやマーケティングについて綴ってます。テーマは「ビジネスをやりはじめの昔の自分でも自分のブランドを創りイキイキと活動できるように、わかーりやすく楽しくビジネスを綴る!です。楽しんでってください。
詳しいプロフィール facebook twitter